A銀行さまでは、スマートフォンにおけるサービス拡充のため、スマートフォンだけで口座開設申し込みが完了するサービスを検討されていました。A銀行さまはインターネット専業とは違い、実店舗を構える普通銀行です。スマートフォン1台で口座開設を行うためにはキャッシュカード発行に必要な「印鑑登録」の仕組みも構築する必要があります。

そこで全国共通サイズの運転免許証に着目し、免許証と一緒に撮影することで印鑑の大きさを正確に特定できるアプリを開発。「必要事項入力」「本人確認書類提出」「印鑑登録」を一度に完結できるサービスとして、提供を開始しました。
弊社では、スマートフォンによる口座開設における申込書の書類受け付け、カード発行、書類の印刷・発送などのバックオフィス業務をお引き受けし、A銀行さまにおける業務の効率化に寄与しています。

ポイント1　印鑑登録まで完了できるのは「FastShot」だけ
これまで口座開設の際は、エンドユーザーには　①申込書に記入、印鑑を押す　②本人確認書類をコピーする　③申込書と本人確認書類コピーを郵送する　という手順が必要でした。
一方、申込書を受領する金融機関側も、記載事項の入力といった作業に時間がかかっていました。このサービス導入で、煩雑な手続きを簡素化し、コスト削減も実現します。
エンドユーザーの作業は、専用アプリのダウンロードとOCR機能活用による必要最低限のテキスト入力、そして本人確認書類＋印鑑の撮影と送信のみ。送信された情報を弊社のサーバーで組み合わせ、口座開設審査用のPDFを自動で作成するため、金融機関側にも「入力のための作業費」「書類の郵送費」を削減できるといったメリットがあります。


ポイント2　デジタルメディアと印刷メディアが見事に共存
もちろん、従来の郵送による口座開設も継続されます。
エンドユーザーにとっては申し込み方法の選択肢が増え、スムーズな手続きができることになります。