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【対談記事】#01(前編)
失敗例から学ぶ!今、RPAを導入するメリット

RPAテクノロジーズ鈴木さんとトッパンフォームズ横溝

 
人員不足などの問題を解消し、業務効率化やコストの削減が注目を浴びた「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」。RPA導入がトレンド化していた2016年から数年が経った現在、RPAを活用して成果を上げる企業がある一方、うまく使いこなすことができずに放置した結果、“野良ロボ”と化している企業も少なくありません。

そんな中、トッパンフォームズは2018年12月にRPA研修センター「RPA Lab」を立ち上げました(※ご参考:ニュースリリース)。今回は、RPAソリューション「BizRobo!(ビズロボ)」を開発するRPAテクノロジーズ株式会社の鈴木 雄一郎さんにお話を聞くことで、数々の事例から見えてきたRPA導入・活用に欠かせない要素や、RPA技術の進化、中小企業での導入促進の動向などをひもときます。

  • RPAテクノロジーズ株式会社 鈴木 雄一郎さん

    ゲスト

    RPAテクノロジーズ株式会社
    営業本部 パートナーセールス部 グループ長 鈴木 雄一郎さん

    2014年にビズロボジャパン株式会社(現RPAテクノロジーズ株式会社)の4人目のメンバーとして参画。黎明期よりデジタルレイバーの普及活用を推進。現在は多数のパートナーとのアライアンス推進を担当。
    RPAテクノロジーズ株式会社
  • トッパン・フォームズ株式会社 横溝 倫之

    インタビュアー

    トッパン・フォームズ株式会社 RPA推進部長 横溝 倫之

    1991年当社に入社。データ・プリント・サービス(DPS)の販促や要件定義など、クレジット・通販・教育を中心に多数の業種を担当。その後プロジェクトや複合案件などの他、ビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)、デジタルソリューション案件を多数担当。2018年よりRPA担当となり、RPAの販売にドライブを掛けている。

RPA初期ブーム期から現在、変化・進化したこととは?

鈴木さん:

2016年はRPA元年ともいわれていますが、「ロボットがなんでもやってくれる」「簡単に自動化できる」といった魅力的なキーワードに惹かれて安易に導入した企業も多かったと思います。その結果、少し扱いづらかったり、できないことがあったりすると、運用を諦めてしまったようですね。期待過剰な分、失望も大きいというか。

横溝:

当時はまだ情報やノウハウが少なくて、運用も手探りで進めることが多かったですよね。

鈴木さん:

そうなんです。3年経った今は、成功例も失敗例も多くの情報が蓄積されているので、失敗率をグッと下げた状況から運用を始められるようになりました。さらに、弊社でも昨年「BizRobo! mini」の提供を始めたのですが、初期費用や規模などを抑えた導入もでき大企業だけではなく、中小企業や部署単位でスモールスタートしたい企業さまにも「BizRobo!」をご利用いただけるようになってきています。RPAに再チャレンジする方も、以前は様子見をしていた方も、スタートしやすい環境づくりが進んでいます。

横溝:

RPA技術の進化も大きいですよね。AI-OCRやAIといった他の専門的なツールと連携がしやすくなったことで、RPA単体でできることを任せるだけでなく、自動化したい大きな業務工程の一つに組み込むという選択肢も増えました。トッパンフォームズは帳票まわりを得意としていますが、「紙の電子化」を進める機運が高まってきているので、そこでもRPAはしっかり活躍してくれると考えています。

鈴木さん:

活用機会が増えることもそうですし、有給休暇取得の義務化など働き方改革の推進もあり、RPAの重要性はさらに高まっていくといわれています。これからの必要性も含め、スタート時の安心度や安全性が上がったことを考えると、まさに今、導入するいいタイミングですよね。実際に中小企業でも導入を検討しているところが増えているので、これからもっとRPAは大衆化していくでしょう。

RPA導入の成功と失敗。その分かれ道とは?

横溝:

RPA導入に失敗した原因の一つに、キーワード先行で起きた期待過剰があるとおっしゃっていましたが、成功例もありますよね?

鈴木さん:

もちろんです!「BizRobo!」を活用いただいているA社では、導入から1年ほどで数百人の方がロボットを扱えるようになり、今では何百体ものロボットが貢献しています。導入時には弊社からインストラクターを派遣して指導を行うのですが、それに加えてA社内でも独自の教育メソッドを作って研修を行ったり、分からないことがあると担当者がすぐに答えたり、自社に適したロボットをどんどん増やしていける環境をしっかり整えたんですね。もちろん、作ったロボットはきちんと活用できるように、運用ルールも徹底されています。
トッパンフォームズ横溝

横溝:

トッパンフォームズでもRPAを導入していますが、実は管理が大変ですよね。「BizRobo!」は複数のロボットを一つのサーバーで処理しているので、いつ、どんなロボットを誰が動かしているのかを管理者が確認しやすいところが、A社の運用方法に最適だったんですね。

鈴木さん:

はい。RPAソリューションにもたくさんの種類があるので、どう運用したいのかによって適したものは異なります。個々のソリューションを比較検討してベストを選ぶことはとても大切です。我々の「BizRobo!」はサーバー型のため運用統制がしやすく、現場で使いやすいため多くのお客さまに評価を頂いております。

横溝:

そして、運用するためのルール作りも大事ですよね。「RPA Lab」で行っている研修でも、RPAを最大限に活用するためにRPAリテラシーの醸成は重要なポイントだと考えています。「ロボットだから決まった仕様でルール通り動くだけ」という考えでいると、いざ運用してみたときにその認識のズレが致命的になりかねません。

鈴木さん:

RPAはその汎用性もあって、今では「デジタルレイバー(仮想知的労働者)」ともいわれています。ロボットもヒトと同じ社員の一人だという認識で仕事の内容、教育方法、管理方法を事前に考えているか、運用ルールを社内で共有できているかが、成功の秘訣になりますね。

RPAを多角的に学ぶ、「RPA Lab」の取り組みとは?

鈴木さん:

RPA業界全体でまだまだインストラクターの数は少ないですし、RPAリテラシーの教育という分野は一番重要なのに不足している部分でした。「RPA Lab」の設立には、やはりそういった背景があったのですか?

横溝:

そうですね。先ほどおっしゃっていたように、RPAを使いこなすには、RPAの仕組みや各ソリューションへの理解は欠かせません。トッパンフォームズでは導入から運用時のアフターフォローまでを行うトータルサポートの一環としてその重要性を感じ、「RPA Lab」が誕生しました。「BizRobo!」セミナーのマニュアル制作では、認定インストラクターの方に監修していただくだけでなく、毎週の定例ミーティングで相談に乗っていただいたり、情報を共有していただいたり、いつもお世話になっています(笑)。
RPAテクノロジーズ鈴木さん

鈴木さん:

トッパンフォームズさんの社内でも「BizRobo!」を運用していただいて、ユーザーの意見を直接お伺いできるので、こちらとしてもとてもありがたいです。

横溝:

自社運用することで、御社から提供していただく指導マニュアルに加えて、実際に使ってみて感じたメリットやうまく活用するためのポイントなどを盛り込むことで、より分かりやすく、役立つ情報になればと思っています。ハンズオン体験ができることも、とても好評なんですよ。

鈴木さん:

確かに、導入前に自分でロボットを動かす体験ができるのは貴重ですね。弊社では、RPAによって業務自動化や効率化が進むことで、社員がリモートワークで仕事ができるようになったり、賃金が上がったりと、より良い社会をつくることにつながると考えています。RPAの普及や大衆化を進めるために、「RPA Lab」のような研修センターは、私たちベンダーにとっても心強い存在になっています。

横溝:

ありがとうございます!今後も多くの方に「RPA Lab」を活用していただきたいと考えています。

RPAを知り、学んで成功率UP!進化を続けるRPAの導入を考えるなら今!

現在では汎用性も高まり、予算や規模的にもコンパクトな導入ができるようになったRPAですが、導入しやすくなった今だからこそ、失敗しないためにRPAとソリューションに関する知識の習得が欠かせません。つまり、裏を返せば、講座やセミナーを活用してしっかりと理解を深めておけば、RPAを効率的に運用し、そのメリットを最大限に活かせることが可能だということです。

「RPA Lab」では、RPA理解への入門編となる「使えるAI-OCR・RPAセミナー」を無料開催している他、「BizRobo!」をはじめとするトッパンフォームズで取り扱うRPAソリューションの各種機能を学び、基本技術が習得できる技術者養成セミナーを開催しています。ぜひご活用ください。

後編の「最適なRPAソリューションを選ぶ方法とは?」では、性能や価格だけではない、多角的な視点から最も適したRPAを選択するメソッドをご紹介します。

(所属・役職は執筆当時)

後編:最適なRPAソリューションを選ぶ方法とは?

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