健康保険事業の運営団体A
健康診断案内DMを大幅に改善し、申し込みが1.5倍に
販売促進
最終更新日:2020.04.02
健康診断の申し込み1.5倍増を実現した、エビデンス(科学的根拠)に基づいたDMデザイン改善とは?
課題
- 毎年、健康診断案内DMを送付しているが、受診率が低い
- DMを通して申し込みを増やし、受診率向上につなげたい
- 健康診断実施の認知拡大を図るために「目に留まる」通知物を作成すること
課題を解決したソリューション
解決ポイントと実感
トッパンフォームズのソリューションを選んだ理由
健康診断を促すDMのレスポンスと受診率の低下が課題
厚生労働省の調査では、一般的に健康診断を受けない理由として、早期発見や予防につながる健診の意義が十分に認識されていないことのほか、「知らなかった」、「面倒」、「近くに病院がなかった」など、さまざまな要素が挙げられています。
健康保険事業の運営団体Aさまでは年に一度、加入している被扶養者に向けて健康診断のご案内DMを郵送していましたが、思うようにレスポンスが上がらないことが大きな課題となっていました。届いた通知物に気付かず、健康診断をやっていること自体が認知されていない可能性もありました。そこで担当のT氏は、DMの改善に乗り出しました。
幅広い世代に「響き」、「行動喚起」につながるDMを実現したい
健康診断のご案内DMのターゲットは40代~70代と年齢層の幅が広いため、各世代の方に見やすいことはもちろん、受診歴に応じた行動喚起につながるDMを制作する必要があります。
「現状のDMのどこに問題があり、どう改善すべきかという判断が難しい上、社内で新しいアイデアを練るにも時間がかかります。たとえ盛り込む要素や文字数を減らしても、内容がきちんと理解できるものでなければ意味がありません。複数ある課題に対して、何から着手すれば良いかが分からず、頭を悩ませていました」(T氏)
科学的根拠に基づくデザイン改善「フォームズクリエビ」
T氏は有益な解決策を求め、通知物関連で付き合いのある2社からプレゼンテーションを受けました。その結果、トッパンフォームズに制作を依頼することにしました。大きな決め手となったのは、脳科学実験をベースとしたエビデンス(科学的根拠)に基づいた、トッパンフォームズ独自のDM改善ソリューション「フォームズクリエビ」でした。
「クリエイターの知見やセンスだけでなく、科学的根拠に基づいたデザイン設計ができる点に大きな魅力を感じました。現状のDMの課題を抽出して“見える化”し、それぞれの課題に対してエビデンスを配したデザイン提案は、とても明快で説得力がありました。社内でも、簡潔でシンプル、行動喚起につながるデザインだと高く評価され、信頼して任せることができました」(T氏)
実際の改善に当たり、まず、送付対象者の年代・性別・健康診断受診歴を分析し、4つのセグメントを策定。 「フォームズクリエビ」の豊富なエビデンスを基に、こちらもトッパンフォームズ独自のソリューションであるリスク感度データベース※1のほか、行動経済学に基づくナッジ理論※2やユニバーサルデザイン※3を組み合わせ、セグメント特性ごとに最適なメッセージとデザインを設計しました。また、健康診断が受けられる自宅周辺の病院情報も入れることで、受診意欲をさらに喚起させ行動に結びつくようDM改善を行いました。
「“選択肢や訴求は、5項目以下にすると伝わりやすい”という、フォームズクリエビのエビデンスの一つ、“マジカルナンバー”を基に 、最寄りの病院情報は3つに絞って掲載しました。結果は大成功。あえて数を絞ったことが受け取り手の興味を引き、『近くの病院が分かって良かった』、『出掛けたついでに受診したいので、自宅ではなく駅前の病院を教えてもらえないか』など、これまでなかった反響やお問い合わせにつながりました。またフォームズクリエビだけでなく、世代や性別ごとに行動喚起のフックとなる訴求ポイントが分かるリスク感度データベースなど、“なぜこのデザインが効果的なのか”に対する根拠の提示があったことが、大幅なデザイン変更にチャレンジする大きな後押しになったと思います」(T氏)
家族健診の申し込み窓口が一時パンク寸前に!受診率の大幅アップを実現
「フォームズクリエビ」の採用によって、健康保険事業の運営団体Aさまでは申し込み窓口が一時パンクしそうになるほどの高いレスポンスを実現。受診申し込みは従来の1.5倍を超え、当初の課題を解決することができました。
今回は内容だけでなくDMの形状も封書から圧着はがきへ変更するなど、大幅なデザイン改善となりましたが、「エビデンスに基づいた提案をいただけたため、安心して進められました」とT氏。「フォームズクリエビ」の高い価値を実感していただきました。
リピーターはもちろん、今回初めて受診申し込みにつながった人の継続受診を目標としたDM制作に向けて、来年度以降も引き続きトッパンフォームズの提案を受けていきたいとのお話を伺いました。
- ※1 さまざまな世代や性別、価値観を持った方に対して、リスク意識を醸成する表現方法を分析・分類し、訴求内容を最適化する弊社独自のデータベースのこと。
- ※2 「小さなきっかけを与えて、人々の行動を変える戦略」として注目される行動経済学に基づく理論のこと。
- ※3 年齢や障害の有無、体格、性別、国籍などにかかわらず、できるだけ多くの人に分かりやすく、最初からできるだけ多くの人が利用可能であるようにデザインすること。
この課題を解決した
ソリューション
-
デザインソリューション
科学と人の視点で、効果の出るデザインを導き出す
関連する事例
-
株式会社十八親和銀行さま
2022.05.17
2回はがして924%!ローン増枠特典認知促進DM
-
トッパン・フォームズ株式会社
2021.03.05
顧客に寄り添うマスクケースDMが営業メールを再起
-
株式会社オプテージさま
2020.03.03
前年比300%↑DMの可読性がPCシニア層を動かす!
-
通販会社K社
2019.12.16
顧客一人ひとりの好みを知り、反応するDMを送りたい
-
出光クレジット株式会社さま
2018.09.18
上級カードのポテンシャルを伝える、ランクアップDM
-
ソフトバンク株式会社さま
2018.08.10
10年間の感謝を込めたあなただけのケータイアルバムDM
-
K地方銀行
2018.06.27
メリットが伝わらないパンフレットと、不備の多い申込書を改善したい
-
株式会社栄光さま
2018.03.18
ユニバーサルデザイン視点でのフォームマネジメントによる業務効率化
-
AIG損害保険さま
2018.03.02
統合に伴う新会社パンフレットを制作!
-
横浜銀行さま
2017.10.30
帳票のデザイン改善で顧客サービス向上を支援
-
東京食品販売国民健康保険組合さま
2017.10.04
分かりやすいデザインでお問い合わせ件数が減少!
-
生命保険K会社
2017.09.30
記入しやすさが向上! 顧客満足度調査アンケートの改善
-
横浜銀行さま
2017.03.07
嗜好性別に広告を出し分け効果は約4倍!
-
イオンクレジットサービス(アジア)さま
2017.02.24
国外での視線計測調査&感性分析による クレジットカード申し込みツールの調査・改善を実施
-
堺市役所さま
2016.03.12
問い合わせ件数が20%削減! 納税通知書の帳票改善
-
宇都宮市さま
2016.03.11
受診率向上! 健康診査受診はがきの改善
-
豊島区役所さま
2016.03.11
高齢者に分かりやすいデザインで 問い合わせ件数が50%削減!
-
横浜銀行さま
2015.11.18
ターゲット目線のデザイン制作!女性向けDMでテストマーケティングを実施
トッパンフォームズからの
おすすめ
課題解決は
私たちにお任せください
課題解決は
私たちにお任せください